バルで憩う

バルで憩う

イタリアには、バルがたくさんあります。バルは「Bar」と表記します。
日本だと「バー」と読みますね。
 
しかし、日本のバーとイタリアのバルには大きな違いがあります。

 

朝も昼も夜も、イタリアの人たちにとって、バルは生活に欠かせない大切な場所なのです。
ですから、イタリア全土で、バルは16万軒以上あるといわれています。
カフェを飲み、ドルチェを食べ、食事をして、待ち合わせにも利用するし、お酒を飲むのもバルです。
それから、お菓子やワインなどを買ったりすることもあります。
日本のバーは基本的にお酒を飲むことを目的とした場所です。
一方で、イタリアのバルは、カフェとバーの両方の機能を持った場所なのです。

 

バルに立ち寄ってカフェを飲むことは、イタリア人にとっては、
あいさつをするのと同じくらい、当たり前で自然な日常です。
しかも、イタリア人は一日に何度もカフェを飲みます。
それも、とびっきり濃く入れたエスプレッソをほんの少しだけ。
だから、バルでの休憩は立ち飲みが基本です。とはいっても、もちろん座席もあります。
ゆっくり食事をしたりお酒を飲んだりする場合に利用されることが多いのですが、
その分、立ち飲みよりも値段が高くなります。
日中はふらっと立ち寄ってカフェを1杯、だから基本的には立ち飲みで、
夜は気の合う友人とワインやカクテルを飲みつつおつまみを食べるから、ゆっくりと席に座ります。

 

忙しない日常の、ちょっとした憩いの場として、また大切な人とのコミュニケーションの場として、
バルはオアシスとなり、特別な時間となっているのかもしれません。

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